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たとえば果てしなく続く石段を昇るような事態に遭遇したとき、「しんどそ~」とか思うのは凡庸すぎてまったく面白くありません。
そういう場合、俺は「果てしなく続く石段を作った人たち」に思いを馳せるのです。
その人たちの労力を思えば、すでに他人が完成させた石段をただ昇るだけの自分がしんどがるなんてオコガマシイにも程がある! ・・・と、このように考えると、たいした苦労じゃない気がしてきます。

「俺はカワイソウ」と思うことは簡単ですが、簡単なことは面白くない。
俺はメンドクサイことは嫌いですが、簡単すぎることも好きじゃないんです。
好きなのは「面白いこと」。
手間がかかることでも、それが心から「面白い!」と思えることだったら、実際にやる前からもう脳内に幸福物質があふれてきます。
昇っても昇っても終わらない石段でも、一段昇るごとに面白い光景が見えてくるなら、苦労どころか喜びしかない。

で、ふと妄想したんですが、むかし石段を作った人たちは、意外と面白がりながら作業してたんじゃないですかね?
でなければ、あんなに大量な石を延々と運び続けるなんて芸当はできないような気が・・・。
「ンなアホな。誰かに命じられて嫌々やってたに決まってるだろーが」と思う方が大半でしょうが、嫌々やってて、果たしてあんなにキッチリ組み上がるものでしょうか。
俺だったら、もっと雑にやってしまうはずです。

「モノを作る人間」というのは、要するに「やると決めたこと」の中に「面白さ」を見出せる人間、だと思います。
それは「石段作り」でも「長編小説執筆」でも「そば打ち」でも同じこと。
逆に言えば、「面白さを見いだせない人間」はモノ作りに向いてない、ということです。
とりあえず一度、バカ長い石段と向かい合って、そのチャレンジの中で「面白さ」を見出せるか試してみたらいかが?
そうすれば、自分がモノ作りに向いてるか、向いてないかがわかるかもよ。

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