日和見菌にはなりたくない

我々の腸の中には人体を守る「善玉菌」と健康を害する「悪玉菌」、そのどちらでもない「日和見(ひよりみ)菌」という3つの菌が存在しているという。善玉菌と悪玉菌は絶えず腸内で争い続けているのだが、日和見菌のやつはどっちつかずのスタンスを保っていて、どちらか優勢なほうの味方をするんだそうだ。

日和見菌が善玉菌に味方すれば腸内の平和(=健康)が保たれるのだが、悪玉菌についてしまうとマズイことになる。だから常に乳製品などを摂取して善玉菌を増やすことが大切・・・って、イヤイヤそんな健康ひとことメモを書きたいのではないのだ。

善玉菌・悪玉菌・日和見菌の関係性は人間世界の構図にもぴったりあてはまり、ネットなんかを見ているとそれはいっそう顕著なものとなる。その時々の流れにのって、何かを無批判に持ち上げていたかと思うと、潮目が変わるや否や手のひらを返して炎上させる輩は、まさしく「人間界の日和見菌」である。

人間とは主観的行動からは逃れられない宿命にある存在なので、どこかで間違うことが必ずあるだろう。それはつまり「社会にとっての悪玉菌」になってしまうことだが、それはそれで仕方ないと思うのだ。自分の信念に従った結果として痛い目にあうのならば、それは甘受しようではないか。「自分」というものを持たずに流され続けるだけの日和見菌になってしまうことと比べたら、そのほうがよっぽどステキであると思うヨ。

毎週末「読者茶論」をオープン中
詳細情報はこちらから

『薔薇族』最新408号発売中
お求めはこちらから

年間定期購読もよろしくお願いします
お申し込みはこちらから