なぜ政治熱が上がらないのだろう?

危機的状況にあると云われていながら、この国の「政治熱」がなかなか高まらないのはどうしてか? 教育制度の不備の問題も大きいかとは思うが、それ以上に「国家観が各人で違いすぎるから」ではないか、という気がする。

ある者は「金持ち国であればそれでいい」と云い、またある者は「どこにもナメられない強い国にならなければイカン」と云い、そうかと思えば「周辺国に憎まれない国が一番だ」と云う者もいる。それらが他者に一歩も譲らず自分の理想をプッシュし合うことで、三すくみ(いや、実際はもっと多いけど)状態になって硬直しているのだ。

政治方面に熱心な人たちというのはどうしても極論に走りがちであり、あまりに極論すぎるせいで一部のシンパ(信者と呼んでも可)以外にはなかなか支持層が広がらない。それどころか、「政治に熱い人間=奇人変人」といった偏見が強まって、一般人の政治熱をいっそう下げてしまうのだ。

政治活動をしている面々が、自身の主張をそれぞれもっと態度を軟化させ、「ほどほど」のところで「折衷案」とかが出されれば、国民の政治熱が撹拌(かくはん)されてイイあんばいになるかと思うんだけど、ねェ・・・。

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