賢い奥さん

テレビを観ていると、相も変わらず「嫁姑トラブル」関連のアレヤコレヤをタレント論者たちがかまびすしくやり合っていた。テレビ界において嫁と姑というのは「ハブとマングース」に等しいポジションを得ているが、現実は必ずしもそういうワケではない。「嫁を目のカタキにする姑」というのは、ほとんどの場合「息子に疑似恋愛的に執着する母親」に限られるのである。健全に「子離れ」ができている母親ならば、嫁とだって適切な距離を保つことが可能なのだ。

子離れできない母親にとってみれば、嫁というのは「愛する息子を奪い取っていくカタキ」でしかないので、そもそも上手くいく道理がない。それは「嫁の質」とは別次元の問題なので、姑にイジメられるからといって「自分に落ち度がある」なんて考えなくてもイイのだ。どんなに良くできた女性であっても「息子の嫁」である限り、敵視され続けることは宿命なのである。

ゆえに、嫁姑の問題を解決する方法は「嫁のレヴェルアップ」というよりは「姑の精神的自立」なのだ。しかし、それは嫁の側からどうこうできる瑕疵(かし)ではないので、嫁にできるのは「接近しすぎないように知恵を働かすこと」くらいである。そのあたりに頭を使える人こそが、ホントの意味での「賢い奥さん」なんだと思うゼ?

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