テレビの「イメージ暴力」

何だかんだ云ったところでテレビの影響力はいまだ大きく、相当数の国民の「価値観形成」に携わっている。その好例がSTAP細胞騒動の渦中にいる小保方晴子氏で、彼女を「リケジョ(理系女子)の星」とまつりあげたのもテレビなら、人前に顔を出せないところまで追いつめているのもまたテレビである。わずか数カ月であれほど運命が変わってしまったのは、やはり「テレビの呪力」あってこそであろう。

ヨイショするにしろ、誹謗するにしろ、そこで行なわれているのは「イメージ暴力」と呼ぶにふさわしいものである。昨今の「同性愛/ゲイ/ホモ/オカマ」の扱い方についてもそれは当てはまり、「笑いものにする」ことばかりでなく、「やたら気の毒がる」のも「ヘンにリスペクトする」のも「ワケわかんないシンパシーを寄せてくる」のもひっくるめて「暴力的」である。

僕の経験に基づく自論で云えば「むやみに他人を持ち上げる奴は、たやすく手のひらを返す」のである。人間は「肯定的先入観(偏見)」には甘くなる傾向があるが、「現状と異なるイメージを押し付けてくる」のであれば、ホメでもケナシでも関係なく「やめてください」と云うようにしよう。小保方氏のようにされてしまってからでは遅いンだから。

毎週末「読者茶論」をオープン中
詳細情報はこちらから

『薔薇族』最新411号発売中
お求めはこちらから

年間定期購読もよろしくお願いします
お申し込みはこちらから

都内の『薔薇族』委託店・新宿二丁目/新宿御苑すぐ前「模索舎」
MAPはこちら