「集団イジメ」の構造ですナ

「女性都議へのセクハラ野次」について、当初はもっともらしい「常識人的コメント」を吐いてトボけていたが、逃げ切れないと判るやシブシブながら罪を認めて謝罪した男性都議はかなりミットモナイ。議会終了直後に自発的に名乗り出て、「持論に基づいて発したコトバですが、それが何か?」くらいなコトでも云っていれば、まだカッコもついただろうが。

どんな暴論であれ、ソレナリの信念があっての発言であれば僕は一定の評価をするが、今回のものはソレとは全然違う。「周囲の空気を読んで、深い考えもなく、とりあえず『よくあるパターンの誹謗』をしといた」というのは、いわゆる「集団イジメ」の構造である。「有権者の信任を受けて当選し、都政を代行している」という立場にある者としてはおよそ不適格で、「ルールを作る側の人間」がこのような「無法」を行なっているのでは、未熟な年少者がイジメをはたらいてもある意味「道理」としか云えなくなる。

とはいえ、「ケシカラン奴だから暴力をふるっていい」というわけではない。くだんの都議の事務所に「20個の生卵を投げつける」というイヤガラセをしたオッサンがいたそうだが、そこには「義憤にかられて」なんていう大義名分は通用しない。「イジメをしていたヤツが弱体化した結果、新たにイジメの標的にされる」という、これまたよくある「イジメの構図の一部」である。

生卵を投げたほうも、投げられたほうも共に50代。すでに「不惑」の上のステージに達しているハズなのに、やってることがどっちも「中学生レヴェル」というのは何ともはや・・・。書いてる僕もこないだ50の大台に乗っかったばかりだが、自分の中の「中坊性」をコントロールする力を、もうちっと強めとこ。

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