タトゥーはタブーか?

いまの時期、夕方のニュースやワイドショーで必ず取り上げられるテッパンのネタが「巨大プール騒動リポート」である。その王道的な題材が「痴漢」「迷子」「置き引き」「盗撮」、そして「タトゥー」だ。「刺青・タトゥーのあるお客様は入場をお断りさせていただいております」という注意表示を無視して入場した客を追いかける監視員! みたいな映像は、ミナサマも一度や二度は見たことがあるのではないだろうか?

一口に「刺青・タトゥー」と云ってもその種類は様々で、一概に良いとも悪いとも断じることはできない。日本国内では「反社会性の象徴」みたく捉えられるケースのほうが多いが、国によっては「髪を染める」程度の慣習に過ぎなかったり、場合によっては「コミュニティ内の伝統」になっていることだってあるわけだ。

だから正直、「刺青・タトゥーが入っている人間は問答無用で退出」というのはいささか行き過ぎな気がしてならない。日本人ならば「ある程度のリスクは承知して入れている」だろうから、まだ仕方ない気もするが、海外からの人に対してまで適用すると、なんか「カルチャーギャップを受容する余地のない狭量さを露呈している」ような気がして・・・。

だから僕は「外国人と日本人とでは規則の適用範囲を分けてゾーニング(区分)する」みたいなやり方はできないものかな、とか思うのである。たとえば特別な除外パスを発行して、それがある人は入場OKみたいな。そうすれば、「日本というのは多様性を有した国である」という認識が広まり、外国人観光客の誘致拡大にもつながるかも知れない。

ただし、「服務規程」における刺青・タトゥーの扱いについては、また別の話である。それがたとえば、「刺青・タトゥーは怖い(反社会的な)もの、という認識の強い高齢者とかを相手にする公務員」とかならば、やはり入れるべきではないという気がするのだ。そこにもやっぱり「ゾーニング」が適用されるべきだろう、やっぱり。

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