僕と『他人の関係』の41年

金井克子の大ヒット曲『他人の関係』が、最近ドラマの主題歌として一青窈にカヴァーされている。オリジナル版の発売が1973年で、当時の僕はまだ小学3年生の9歳だった。ガキの間でも大きな話題を呼んだ歌だったが、当然のごとく歌詞の意味なんか判ろうはずもなく、あくまでも「無機質な金井の歌唱法」と「独特のハンドアクション」が面白かったのである。両者が合わさると「歌謡曲」というより「ある種の呪術的儀式」みたいな風であったが、そういえば金井の風貌はなんだか「巫女」のようでもあったなァ・・・。

そんな僕も40年余を経るなかで『他人の関係』の意味するところを理解できるようになった。それどころか、あの中で歌われているようなことを「実践」したりしていたのだから、時の流れというのは恐ろしきものである。それはそれで良いのではあるが、悪ガキ同士で「ボンボンボボンボン」とか云いながら踊っていた無邪気な時期も懐かしくはある。まァ、いったん知ってしまったものはもはや消し去ることが不可能なんだけどネ。

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