「増税の是非」以前の問題として

メディアでは相も変わらず「増税の是非」を語っているが、その辺のオバチャンに「どうスか?」と訊けば「反対!」と答えるのはアタリマエではないのヨ。ニュース番組を見るたびに、ぼくは「・・・デジャヴ?」と首をかしげてしまうのである。

注射は痛いしピーマンは苦いが、注射しなきゃ治らぬ病気もあるし、ピーマン食わなきゃ摂れない栄養だってある。だから「増税しなけりゃクリアできない国家的問題」だって多分あるだろうとは思うのだ。だから、漠然と「どう?」と訊かれれば「やだ」と云うだろうが、データを提示しながら理路整然と説かれれば「・・・しゃーないか」と不承不承ながらも肯くかも知れない。

しかし現時点では「理路整然」とは全然していない。二言目には「金がない」と云ってるクセして、国民の大半が「・・・え?」となるような解散総選挙に数百億円を投じるというのに「納得できる」人というのは果たして何人いるのだろうか。

かつて世間をムキーッとさせた「グリーンピア」の時もそうだったが、人は「自分のモンじゃない金」というのはものすごくゾンザイに扱うのである。自腹を切る時は「100円」の出費だってケチるクセに、税金だと「100億円」だってドンブリ勘定で出費したりする。

「増税の是非」以前の問題として、まずは「税金を扱うお方たちの金銭感覚をシヴィアにさせる」ことが必要なんじゃないですかね?

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