クリエイティヴな悪口を

インターネットが普及して以降、かつてないほどのボリュームで「悪口」が世間を流通するようになった。たぶん世間に存在する「負の念」の総量じたいは変わらないンだろうけど、それが顕在化するための技術が格段に進歩したのである。ネットがなかった時代には「匿名発言が届く範囲」はごく限られていたが、今では一瞬で地球の裏側まで届かすことができる。これは大きいよネ。

悪口というのは必然に応じて生ずるものなので、云うコトじたいは別に悪くないと思う。もし云われたくなければ、「悪口の発生源になるような行為」をしないよう心掛ければいいのだ。逆に「自分の信じるままに振舞いたい」のならば、悪口を云われる程度のコトは気にしなさんな、て感じである。

ただ、悪口を云う場合には、それなりのルールというかマナーみたいなモノを守っていきたい。ぼくが提唱するそれは「出来合いのワンパターンなクサし方をしない」というものである。ネットに横行する「あいつは××人」なんてのは最たるもので、誰にでも簡単に応用できる。つまり「出来合いのワンパターンなクサし方」なのだ。

どうせクサすなら、「その相手にしか通用しない」「他の誰も使っていない」ようなオリジナリティあふれる悪口を、知恵を絞ってひねり出して欲しいところだ。「クリエイティヴ・センスに満ちた悪口」であるならば、たとえ云われて腹は立っても、あまり嫌な気分にはならないのでは?

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