映画俳優なら判るが・・・

「あ~、あの俳優の名前、なんだったっけ? ホラ、××って映画にムカつく役で出てたヤツ」「ムカつく役だけじゃ判ンねーっつーの。もっとなんかヒント出せよ」みたいな会話、昔はよくしてませんでした? しかし「ネット検索」という手法がポピュラーになって以降、この手のやりとりをする機会はメッキリ減ってしまった。検索エンジンに「×× ムカつく役」と入れてサーチすれば、あっという間に出てきてしまう可能性が大だからだ。

ところが、いかなネット検索といえどもサーチできないものがある。それは「脳内の記憶」である。瞬間的に天才的なアイデアが閃くことがよくあるが、そうしたものは閃いた時点でメモしておかないとすぐに忘れ去ってしまう(「夢」というのもその手のモンだよネ)。「あ~~、すンごくイイ案だったのに思い出せな~~い!!」と悶絶した経験が、これまでに果たして何回あったことか・・・。

でもまァそうした失敗は、悔しいことは悔しいが、デジタル時代のナンのと云ったところで「いかんともしがたい領域」は厳然として存在する、ということの証となって楽しくもある。ひょっとしたら将来的には「深層エリアへ沈み込んだ記憶をサルベージできるPCシステム」なんてのが出来るかも知れないが・・・それまでは「もどかしさ」を楽しむことにしよう。

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