一発屋芸人はワンフレーズ芸人

いつの時代も「一発屋」と呼ばれる芸人がいる。彼らの共通点を挙げるなら「ワンフレーズが若者層に過剰に受けた」ということだ。スギちゃんの「・・・だぜェ~」、エドはるみの「・・・グ~」といった具合に。

けれどもそれは「ネタ全体が受けているわけではない」のだ。お客は単に「ネタ内のフレーズに大衆が食いついている」だけであって、受けているフレーズ部分を除くと「・・・あれ? あの芸人ってどんなネタやってるンだっけ?」てな感じになりかねない。

ネタそのものを味わうには「知性」が要るが、単にフレーズに食いつくのなら「衝動」だけで十分だ。お笑いファンに貴賤をつけるわけではないが、「あまりヒステリックに熱狂せず、もうちょっと退いた視点から芸人を育ててみてはどうか?」とは云いたい。

ギャグフレーズは、どんなにインパクトのあるものでもいつかは熱を失い、冷えた惣菜みたいな「食指を動かされない存在」となる。だから、そこだけで急速に高まった人気というのは凋落も早いのだ。

「長期にわたって安定的に売れ続けている芸人」には「特にブームになるようなフレーズとかは持っていない」場合が多い。フレーズに代表される「突出したインパクト要素」とゆーのは両刃の刃なので、キチンとした売れ方をしたい人は手を出さないほうが身のためかもネ(ハイぼくも気を付けます)。

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