「情報番組」が多すぎる

昨今、なんかやたらと「情報番組のねつ造トラブル」が問題視されているが、制作現場ばかりを責めるのは片手落ちというものである。

ぼくに云わせれば、最大の問題は「情報番組が多すぎるテレビ界の現状」なのだ。各局とも早朝から深夜まで、毎日ものすごい本数、そして時間数の情報番組を作って放送するわけだから、当然のごとくネタが不足してくる。ゆえに「テレビで扱うまでもないネタ」が重なったり、最悪のケースである「ネタのねつ造」が行われたりするのである。

ぼくの子供の頃は「ニュース」と「ワイドショウ」は明確に分かれていたが、昨今は両者の境界線はアイマイだ。「ニュースのワイドショウ化」と「ワイドショウのニュース化」が同じスピードで進み、結果、「ニュースだかワイドショウだか判らない代物が長時間流される」ような状況になってしまったのだ。

その昔、夕方のニュース番組は普通30分、長くても1時間くらいで、あとはアニメの再放送とかで占められていた。今の感覚でいうと30分の放送時間は短く思えるかもしれないが、しかし内容はギッチリ詰まっていたからむしろ充実していた。というか、昨今の番組だって純粋なニュース部分だけ抜き取れば「正味30分」くらいで、あとは温泉とかグルメとかの「ニュース以外のコンテンツ」なのだから。

「番組枠が決まっているので」という理由により、ネタがないのに無理やりに情報番組をでっち上げるのは問題である。本末転倒もいいトコだし、何よりも制作スタッフがかわいそうだ。彼らの「無駄に過酷な状況」をちょっとでも知っている人なら、多分うなずいてくれると思いますゼ。

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