内なる悪と向き合うこと

「悪」というのを好きな人は多分あまりいないだろう。それを病的に憎む人もいて、「ネット晒し」なんてのはそーゆー人種が行なっているのだろうと思う。けれども悪とは「特定個人の中に見出して皆で叩くことで片づけられる」ほど単純なものではない。誰の中にも悪はあり、そこには「大きいか小さいか」「顕在的か潜在的か」の差しかないのである。

誰かを「悪」とみなして容赦なく叩ける人というのは別に正義ではなく、単に「自分の中の悪の存在に無自覚な人」なのだ。そーゆー人がじつは一番アブナイ。自分の「内なる悪」を自覚している人は「悪を制御する術」というのを知っているが、無自覚だと「内なる悪が野放し状態」だからである。周囲から「えっ、あの人がそんなことを!?」的なことを云われる犯人は、きっとその種のタイプなんだろうと思う。

悪いことは云わないから、自分の中の「悪の部分」と一度じっくり向き合って、それがどの位のものなのかを把握して欲しい。相手の実態を掴まないことには「抑えるコツ」も見つからないし、「抑えようという意欲」だって湧かないのだから。正義の味方になりたいと思う方こそ、「自分の内なる悪」と向き合うことが大切なのです。

毎週末「読者茶論」をオープン中
詳細情報はこちらから

『薔薇族』最新414号発売中
お求めはこちらから

年間定期購読もよろしくお願いします
お申し込みはこちらから

都内の『薔薇族』委託店・新宿二丁目/新宿御苑すぐ前「模索舎」
MAPはこちら