人間力と機械力

何かを思いついた時、たいていの人は「その成功に向けて計画を練る」ものである。とはいえ物事は予定通りに進まないのが常だから、最初に練った計画はたいてい頓挫するか、良いトコ「大幅な方針転換を余儀なくされる」ものである。人間の真価というものは、たぶんその時点で発揮されるものであると思う。要するに、狂ってしまった予定の帳尻合わせをするための「臨機応変さ」だ。

「最初に××と決めたのだから何がなんでも××だ」と云って譲らない人が世間には結構いるが、「いったん組んだプログラムを変更できずにジタバタするばかり」では機械と何ら変わらない。「××にするつもりだったけどムリそうだったので●●にします。それでもダメなら△△も試します」とできてこその「人間力」だと思うのだ。

臨機応変であることを「変節」とか「根気がない」と悪く云う人間もいるが、そんな雑音はシカトしとけばヨロシイ。難攻不落の壁を睨み付けたまま何年も過ごすより、ちょっと視線をズラして「横道」や「抜け道」を探したほうがマシだと、少なくともぼくは思いますゼ?

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