まだまだ戦後の真っ只中

日本は「欲しがりません勝つまでは」の武力戦争では負けてしまったが、その後に起こった「欲しがりましょう勝つために」の経済戦争では勝利を収めた。

配給制度が撤廃され、「経済力さえあれば自由に欲しいものが買える世の中」になったことで、国民は様々な商品を欲しがるようになり、皆が欲しがるから商品がよく売れるようになり、よく売れるから企業業績が上がっていき、業績が上がったことで労働者の所得が上がり、所得が上がったことで庶民が経済力を持ち、経済力を持ったから欲しいものを自由に・・・・・・といった無限ループが繰り返されたのだ。

ボクが物心ついた頃にはもう日本は「経済大国」と呼ばれ、世界の名士になっていた。オイルショックの何のといったマイナス要因もあったようだが、それでも世間は活気にあふれていた。少なくとも自分の所属するコドモ界に悲惨な影はなく、ガキどもはかなりノーテンキに暮らしていたのであった。

その後に来たのが、後年「バブル」と呼ばれることになるあの時代である。まさに「戦後経済戦争のピーク」とでも呼ぶべき時期だったワケだが、やはり栄枯盛衰の理(ことわり)からは逃れられず、こちらにも「敗戦」が訪れた。以後、長い々々戦後処理期が続いているが、いまだ処理はしきれていない。武力戦争はわずか10年程度で「もはや戦後ではない」の域に達したのにネ。

「パッと見にはわからない傷」のほうが「アカラサマナな物理的な傷」よりも治すのが難しい。というか、戦後経済戦争の犠牲者はいまだに増え続けているのだ。ソッチのほうは「まだまだ戦後の真っ只中」のか?

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