即時性と確実性

冤罪を生む原因のひとつに「短慮な報道」がある。特ダネをあせるあまりに裏取りが不充分な情報を報じてしまい、その結果、無実の人が犯人扱いされてしまい、リンチの対象にされたりするのである。マスコミのまずい部分は「のちに誤報だったとわかっても、自発的には謝罪・訂正をしないところ」だ。これはじつに罪深い。

とはいえ、問題は「報じる側」だけにあるわけではない。情報を受ける側も、あまりせっかちになってはいけないのだ。事件後1分で送られてくる「不完全な情報」と、翌日に届く「それなりに裏取りがされた情報」、どちらを欲するかによって、冤罪の発生率は大幅に変わるはずなのである。

情報というのは、容易に人を殺せるだけのパワーがあるのだから、我々も安易に欲してはいけません。「即時性」より「確実性」のほうを求めるだけの理性が持てなければ、新聞は「公器」じゃなくて「凶器」になってしまうでしょうよ。

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