迅速さばかり讃えぬように

事件発生後、迅速に容疑者が特定された際、マスコミは「捜査員のお手柄」と報じ、大衆はそれを無批判に賛美する。ただし、「容疑者」は「犯人」ではないので、あまり性急に事件の幕引きを望むのは危ういですね。

もちろん、事件の証拠は時間が経てば経つほど薄れていくわけだから、早急な捜査が必要であることは言うまでもない。とはいえ、「真犯人をあげること」より「世論が荒れる前に容疑者を特定すること」のほうが先にたってしまうのは怖いと思うのだ。

スピード感ばかりを重視すれば捜査が荒くなるのは自明だし、そこで生まれやすいのが「冤罪」である。これは、いつ誰の上にも降りかかり得る巨大リスクなんで、なんとしても防ぐ必要がある。だからミナサマ、やみくもに「迅速さ」を褒めたたえるようなことはなさらぬように。

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