受験用でない勉強

黒船来航は1853年、明治元年は1868年、「受験のための勉強」であれば単に年号だけが重視されるところである。けれども本来重視すべきなのは「前者から後者に至る年数」であるはずだ。その間わずか15年。たったこれだけの期間で体制を一変できたことは驚愕に値するだろう。このスピード感があったからこそ、日本はどの大国にも支配されず、「世界の一等国」の側に入ることができたのである(まぁ、その弊害はあったけれども)。

ボクは敗戦から19年目に生まれたが、その年には新幹線が開通するわオリンピックを開催するわで、もはや「バラックだらけの焼跡国家」の面影はない。この復興スピードもスゴイもんだと思う。日本は、その気になれば尋常ならざる速度で変わることができる国なのだ。なのに、復興はおろか復旧すらも遅々として進まない被災地があるのはどうしてなのか。やっぱ「その気になってない」からなのかしらん?

勉強の話に戻るが、年号なんてものは暗記する必要はないのだ。そんなのはポケット年表でも持ってればすぐに判るのだからね。覚えるべきは、「ペリーが来てから大日本帝国ができるまで15年しかかかっていない」ということである。15年なんてホントに短い。それは「嵐」の歴史よりも短い(嵐はデビュー16周年)のだ。

徳川300年と言われた時代が嵐の芸歴よりも短い時間で幕引きされたのは、つまり、「アメリカの脅しは当時の日本人にとってそれほどの脅威だった」ということである。そう考えると、日本史観というのも変わってくるんじゃないかしら。つまり、こーゆーことが「受験目当て」ではない「真の勉強」なのだとボクは思います。

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