おいしさをアップさせる秘訣

なにかを食べるとき、僕は脳裏に様々な「物語」を思い浮かべることにしている。それはアニメだったり、マンガだったり、ドラマだったり、映画だったりするのだが、要するに「自分がいま食べているものを、ものすンごくおいしそうに食べているシーン」が登場する作品を思い出すのである。

たとえばお汁粉だったら、ちばてつやが昭和30年代に書いていた下町モノを(ヒロインの少女が大衆食堂で“極上のスイーツ”として食べるお汁粉がたまらなくウマそーなのヨ)。金平糖だったら、小山ゆうの『おれは直角』を(主人公の武士の子が、南蛮渡来の金平糖を分けてもらうシーンが超ヨダレごっくんシーンなのだ)。ラーメンだったら藤子不二雄の『まんが道』であるのは云うまでもない(作中にひんぱんに登場する「松葉のラーメン」を食べた主人公が「ンマ~~イ!」と叫ぶシーンは何度読んでも感涙モンである)。

ちなみに今日はカレーを食ったのだが、脳内に浮かべていたのは「アジトである“スナックゴン”でカレーを何杯も平らげるキレンジャー=大岩大太」。われながらベタだなァとは思うけれども、カレーをあれ以上うまそうに食う作品はちょっと思い当たらないのである。誰か知ってる人がいたら教えてください。

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