歳はとるモンだ

まだ3月だというのに早くも花見客でにぎわう上野の話題を扱ったワイドショウの中で、山本晋也カントクが「桜の花のほんとうの美しさというものが、この歳になってようやっと分かってきた気がする。やっぱり歳はとるモンだ」という意味合いのことを云っていて、「イイ言葉だなァ・・・」とちょっと感動したワケです。

「歳はとりたくないモンだ」という物云いが横行しすぎたせいで、いつしか「加齢=忌まわしい事柄」というのが半常識化してしまっているけれども(痩せる=カッコイイ、というのも同種の傾向ですナ)、ソレは本来「喜ばしいこと」であるのだ。歳をくっていけば身体的感覚は当然ニブってくるけれども、代わりに感性は磨かれてくる(まァ、例外もいますけど)。昔は見えなかったものが見えてきたり、聞こえなかったものが聞こえてくるようになったりするワケだ。

山本カントクにしても、多分かつては気づかなかったものに気づきはじめてきて、それが冒頭に引用したセリフにつながったのでしょう。僕にしても、カントクほどではないにしろ色々と物事が分かるようになって、ちょっと「ふふふ」という感じなのです。

あ、『薔薇族』407号は来月の21日、ちょうど49歳の誕生日に発売される予定です。僕の四十路最後の1年を寿(ことほ)ぐ感覚で、どーぞ試しにご購入ください。

毎週末「読者茶論」をオープン中
詳細情報はこちらから

『薔薇族』最新406号発売中
お求めはこちらから

年間定期購読もよろしくお願いします
お申し込みはこちらから