大変革とドサクサまぎれ

2013年3月の「小田急線地下化」を皮切りに、下北沢は大規模な再開発する予定なのだという。シモキタというところが、戦後の闇市の残り香がいまだ色濃く感じられる「猥雑さ」が魅力の街であることは僕も認めるが、かといってあまりにゴチャゴチャしすぎていると災害時に消防車すら入ってこられないので、やはり時代に合わせて「変わる」ことは必要不可欠だろう。僕もけっこうな古民家マニアであるが、ただノスタルジィばかりに囚われて安全面をおろそかにしては本末転倒である。

とはいえ、これをチャンスに「幹線クラスの大規模道路」を通そうとする動きもあるようで、それはちょっと話が違うのでは? と思う。繁華街には「人間メインの街」と「自動車メインの街」があって、下北沢はあきらかに数少ない前者である。メインストリートにおいてクルマはあくまで脇役であり、「申し訳なさげに通させてもらっている」状況なのだ。ただでさえ「踏切がなくなったせいで自動車通行が増えるのでは」と危惧されているのだから、必要以上に騒音・排ガス・交通事故のリスクを高めることはないやな。

何か大きなことが起きるときには、かならず「ドサクサまぎれに我欲を通そうとする輩」が出てくるモンなので、地元関係者はいつも以上に目を光らせておく必要があるのですヨ。

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