麻薬よりも怖いフレーズ

最近わりとよく聞くフレーズに「やればできる子」というのがあります。現代におけるそれは「伸び悩んでいる子への優しさ」という文脈で語られているようですが、ボクの目には「気休め」、それも多分に「麻薬的な」という風にしか映りません。

「やればできる子」と似通ったフレーズに「大器晩成(=いつかできる子)」というのがあって、ボクはよく他人からそう言われてきました。しかしウチの親はボクがそう言われるたびに「お世辞を真に受けるな。世間はテキトーなことしか言わん」という具合に冷や水を浴びせかけるのです。しかし、よく考えればまさにその通りで、「やればできる/いつかできる」とはすなわち「今は全然できてない」ことであります。そんなポジションに安住なんてしてた日には、身を持ち崩しますわ。

「やればできる子」は、つまり「やらないことには箸にも棒にもかからない子」なわけですから、とにかく何かやりましょう。たとえ世間からさほど評価されないことでも構わないから、「自分はこれについてなら他人に負けない!」と思えるような分野を見つけましょう。甘ったるい気休めフレーズは、麻薬以上に若者の心身を蝕みますよ。

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