もっと極論を

民主主義の主役である「議論」というのは、誰かが口にした「極論」を発端にして拡大していくものです。誰かの出した極端な意見に対する賛成・反対の声があちこちで上がり、議論の輪ができる。その中から「最も有用なアイデア」を見つけ出し「暫定的正解」としてとりあえず使っていくのです(その後、もっと良いアイデアが生まれたら随時上書きされていきます)。

ところが世の中では年々歳々「極論が出にくい状況」が進行しています。要するに「極論は世に出た瞬間に“良識派”を自称する人々から叩かれ、議論のないまま封殺される」わけですね。それを世の人々は知っているから、識者と呼ばれる人間がどれ程いたところで、出てくるのはワンパターンな「当たり障りのない意見」ばかりになる。誰も本音を言わず、何も変わらないし、何も決まらないのです。

そういう状況の中で極論を口にして世間を騒がせる人に、ボクは一定の敬意を表します(好きか嫌いかは別にして)。もちろん、その発言によって傷つく人間もいるでしょうが、世の中に「痛みのない改革」なんてものは存在しないし、「痛みによって気づく真実」だってあるわけです。痛みを過剰に恐れるあまり「沈香も焚かず、屁もひらず」の世の中になるよりは、そっちの方がずっとマシだとボクは思うんですが、どうでしょうかね?

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