セクマイだからって

経産省で働く性同一性障害(MtF)の公務員(40代)が「女性用トイレ」の使用を制限されたうえに「差別的な発言」もされて精神的苦痛を受けたとして、損害賠償を求めている問題。告発されている男性上司は「性転換も戸籍変更もしていない状態で女性トイレを使うのは法律違反でセクハラ」と言ったそうですが、ボク的に違和感をおぼえるのは、その上司が「セクハラの被害者」としている女性職員たちの声が聞かされない点です。

もしもその人たちが「性転換も戸籍変更もしていない状態で女性トイレを使うのは法律違反でセクハラだわ」と言っているのならば、それは確かにセクハラだと思います。けれども、当の女性職員たちが「別に構いません」と言うのならば、そこに「第三者」である男性上司が口を挟まなくてもよくないか? と思うのです。

くだんの公務員さんが「上司の暴言による被害者」なのか、はたまた上司の言うように「他の女子職員にセクハラをする加害者」なのか。そこのところが明確にならないと、当事者でない我々にはウカツなことは言えないと思うのです。セクマイだからって「ヒイキの引き倒し」的にセクマイの味方はできないでしょ? それは結局、セクマイの地位を下げることにしかならないわけだから。

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