最後の手段は「ユニーク」

こないだオヤジと話した時、「お前は子どもの頃、色んなところで『ユニーク』と言われ続けていた」と言われました。この「ユニーク」というのは万能のツールで、「通常の尺度ではホメようがない種類の子ども」を強引にホメる際の「最後の手段」として威力を発揮するのです。

「人間は誰でも発達障害者である」というのがボクの持論なのです。それは「どんな人間にでも『健全に成長できなかった部分』が存在する」ということ。その部分が「社会生活をする上で看過できない不都合を生じさせる」ようなら深刻な問題となりますが、「そこまでではない」場合には障害の存在は気づかれません。

ボクの場合は「自分の時間を他人に管理されるのが我慢ならない」という障害が、まずあります。だから塾や習い事の類は受け付けず、親に入れられた習字塾もスイミングスクールも「逃亡」という形で徹底拒否して辞めてしまいました。ただ「学校」とか「会社」までならばギリギリ我慢が効いたので、紙一重のところで「社会との折り合いがつけられた」のです。

他には「興味の湧かないことが頭に入らない」「興味の湧かないジャンルの固有名詞を覚えるのがほぼ不可能」というのもあります。あと、色々な話を作るのが得意で、誰彼構わず空想談を聞かせていたので、幼稚園の連絡帳に「いつも夢みたいなことばかり言っています」と要注意コメントを書かれてしまったこともありました。これが多分「ユニーク」と呼ばれ続けた最大の理由でしょうね。

これらの「ユニークな持ち味」を、よくも親は放っといてくれたもんです。一般的な親だったら「矯正」を試みるでしょうが、ウチは放置しといてくれた。おかげでミョーな部分がスクスク育って、モノカキになることができました。でも今考えると、ユニークな息子を肯定したウチの親というのは、ボク以上に「ユニーク」なのではないでしょうか。

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