上岡龍太郎がいれば

ワイドショーで例のごとく「霊感商法の被害報道」をやっていました。「テレビVS霊感商法」ということで真っ先に思い出されるのは、「上岡龍太郎VS占い師」です。オウム問題などが世間を騒がせていた平成はじめ、社会の不安や混乱などを背景に占いがちょっとしたブームになっていましたが、それに真っ向から戦いを挑んだのが「大のオカルト嫌い」を公言するタレント・上岡龍太郎氏でした。

あれはたしか、氏がMCをやってた深夜の生放送番組『EXテレビ』だったと思うんですが、大勢の占い師を集めて直接対決をしたことがあったんです。その中で、上岡氏がひとりの男性占い師に「僕が今からアンタを殴るかどうか、占ってみなさい」と言いました。相手が「殴りません」と答え終わらないうちに「ハズレ!」と言い放ち、相手の額をペチッと引っぱたく上岡氏。占い師は当然のごとく怒りましたが、上岡氏は涼しい顔。

こういうセメント(ガチンコ対決)は、現在の番組ではなかなかできないんですよね~。コンプライアンスというモンスターがテレビ界を支配している状況下では、たとえ占いであっても「絶対にない」と番組サイドが言い切ることが難しい。たとえ司会者が「自分が責任とるから」と言っても、「視聴者向けの番組代表者」である以上、制作者はビビります。

さらに「相対的」というのが主流となっている「事なかれ社会」において、「主観的発言」は忌避される。「上岡VS占い師」が放映できたのは、まだテレビ界に野生のパワーがあった時代で、かつ上岡氏の人気が高かったからです。テレビが野卑なエネルギーを失い、上岡氏も引退してしまった今、アカラサマな霊感商法にも「気を付けて」程度しか言えません。

上岡龍太郎氏が今もテレビ界にいれば、もうちょっと有益なメッセージが送れると思うんだけどねぇ・・・。

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