美談と犯罪

多くの善男善女の涙を搾り取ってきた長寿番組「はじめてのおつかい」。子ども1人でお使いに出すことは、日本では「成長時の通過儀礼」として美談の範疇で語られますが、アメリカとかだとネグレクト(保護者の責任放棄)として犯罪扱いされかねない。こういうのを指して「欧米は倫理レベルが高い」とする人もいますが、それも限度問題です。かの国では「ポリティカル・コレクトネス(差別や偏見を排した「人として正しい」表現)」というのが、半ば強迫観念的に広まってしまい、そこに窮屈さを感じる人が増えてしまった。要するに「行き過ぎた倫理観は人を不幸にする」わけで、「それがトランプ大統領誕生を招いた」という声もあるわけです。確かにね、「学級委員ばかりの国」みたいなのは息苦しいでしょう。そういう意味で、「はじめてのおつかい」が放送され続けてる間は日本も大丈夫な気がするんです。

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