30年前のHIV/エイズ記事

定期購読の皆さんのお手元にはもう届いているかと思いますが、『薔薇族』407号が先週末に発売されました(デザイン工程が手間取った為に発売予定日より数日遅れてしまいました。申し訳ありません)。猪口コルネ作の表紙画のテイストがまたまた変わり、なかなか面白い仕上がりになっておりまする。コルネ先生の「ぶつぶつ傍観」は、1回目の「イラストルポ」、2回目の「イラストエッセイ」に続いて今回は「エッセイ漫画」となっており、こちらもなかなか面白いです。どの形式が一番面白いか、感想を寄せていただけると当人も僕も嬉しいです。

通販表紙

今回の目玉は、巻頭記事の「竜行通信◎特別編」。感染者が減少する気配のないHIV問題について考えるべく、今からちょうど30年前、1983年に掲載された『薔薇族』のエイズ特集記事を長文採録しています。現在はHIV感染・エイズ発症のメカニズムも大幅に解明されたり、発症を抑え込むための有効薬なども増えているので、世間一般の対応もだいぶ落ち着いていますが、まだ「ホモがかかる謎の奇病」というスキャンダラスな捉え方しかされていなかった当時は、心穏やかでいられない読者も多かったようです。そうした方々が、すでに死亡者が相次いでいる海外の報道をまとめ、自身の意見やアイデアを寄せてくれています。

「もしもエイズが日本に上陸したらパニックとなり、魔女狩り的なバッシングが始まるかもしれない」と最悪のシナリオを描いている人もいましたが、幸い、そこまで悲観的な状況にはならず、現在に至っています。とはいえ、昔も今もハイリスクな病であることに変わりはなく、それに対抗するための心構えは各々していく必要はあるでしょう。今回の記事は、HIV/エイズを他人事にしてはいけない、ということを皆さんに改めて自覚していただくべく、「温故知新」の意味合いで掲載しました。30年前の状況を知っている世代も、そうでない世代も、ぜひご一読ください。

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