懺悔か武勇伝か

学生時代の素行不良(学校内喫煙、校内備品の窃盗)を青少年対象の集会で開陳したという兵庫・西宮市長の件。当人によれば「オトナのキレイゴトに辟易している子どもたちに向かって『ウソつきじゃない大人もいる』ということを伝えたかった」といった意図のもとの行動だったそうですが、世間では「首長の態度としては不適格」という意見が多いようです。話によれば、くだんの市長は「京大法学部卒」だそうで、識者の中には「高学歴者特有の歪んだエリート意識の発露」と分析する人間もいます。要するに「俺は学歴しか取り柄のないヘタレとは違うぜ!」とアピールすることで「エリート性の格上げ(=ガリ勉しなくても名門校にパス)」を図っているわけです。まぁ「ヤンキー先生」として名を挙げて文科副大臣になった人もいるんだから「ヤンキー市長」がいたっていいかな、とは思います。問題は、その話が「懺悔」として語られたものなのか、それとも単なる「武勇伝」なのか、ですよね。子ども相手にワル自慢をしてる市長じゃしょーもなさすぎる。でもまぁ、これはその場に居合わせなければ判断しづらい事柄なんで、軽々なことは言えません。にもかかわらず、批判論や擁護論が渦巻いているメディアの世界はやっぱりちょっと変ね。

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