東京脱出バナー

若い世代と話していると、当たり前ですが「考え方が幼いな~」と思わされることが多いです。
あまりに極端な場合はいくらかの進言をすることもありますが、基本的には口を挟まないようにしています。
だってね、人生経験の少ない人間の考え方が練られていないのは当たり前なわけですから。
俺にしたって、20歳の時には20歳レベルの、30歳の時には30歳レベルの、40歳の時には40歳レベルの未熟さ丸出しの発言をしていたのです。
50歳の思考に至るには50年の歳月がかかったわけで、そこにたかだか20~30年程度の経験値で到達できる道理なんてあるわけがない。

自分に関して言えば、人間というのは10年もあれば考え方が180度変わったりします。
いま現在の思考で10年前、20年前の自分を振り返ると、「なんでアレにあんな額を出しちゃったんだよ~」とか、「どうしてあんなモノに貴重な時間を費やしたんだろ俺?」といった具合に、後悔の念にかられることもなくはない。
とはいえ、「済んだことに関して反省するのならばまだ意味もあるが、後悔はまったくの無意味」的なことも良く言われますので、一晩寝て起きれば解決してますけどね。
「人生はなるようにしかならないし、なるようになるものだ」
こう考えられないと、人生なんてシンドくてやってられませんワ。
そんなわけで、「物質面での潤沢さ」を「豊かさ」と捉えている人に会ったとしても、特に意見するようなことはありません。
自分だって昔はそうだったんだから、「考えを改めろ!」なんてことは言えた義理じゃないですよね。

今の時点では「自宅から息を止めてコンビニまで行けるような便利な場所に住むのが素晴らしいのだ!」と信じて疑わない人(←昔の俺みたいなタイプ)であったとしても、それなりの時を経ていく中で価値観が逆転する可能性は十分にある。
ただし、それは「他人の助言」で起こる現象ではありません。
様々な経験や知見を得、自らの力で到達した境地でなくては意味がないのです。
「人生の選択に他人の助言は無用よ!」
みたいなセリフを昔のアニメで聞いた記憶がありますが、まぁそういうことですね。

「教えられる」「諭される」「命じられる」のでは意味がなく(そんな外圧によるものでは必ずいつか嫌気がさしますから)、自分の意志で「選ぶ」「決める」ことが大切。
いま進めている計画は、人生50年を経て到達した境地です。
もちろん、さらに経験を積む中で、また更に新たな境地にたどり着くかもしれませんが、まぁ、その時はその時で柔軟に対応していきますよ。

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