東京脱出バナー

東京脱出を図る者にとって、「移住後の住まいがどのようなものになるか」は重大な関心事です。
予算が青天井の人とかだったらいいんですけど、そうでない場合、果たしてどんな家に住めるかは結構な「賭け」になります。
不動産運のある人の場合は、限られた予算の範囲内でもソコソコの家に巡り合えるものですが、世の中には徹底してソッチの運の悪い人もいる。
引っ越す家、引っ越す家で騒音だの水漏れだのといったトラブルに見舞われる、みたいな人がね。
なんというか、「不動産の神様に見放された」を通り越して「貧乏神にとり憑かれてる」という感じ。

俺の場合は、おかげさまでソッチ方面の運は良いほうで、いつも予算内でまぁまぁの家に住めてきました。
この先もそれが継続してくれたらいいんですが、しかし「少ない予算で完璧な条件」みたいな願いがズーズーシーものだということは承知しています。
そりゃそうですよ、二十歳やそこらの坊やならまだしも、イイ歳こいたオッサンがそんなこと言ってたら、それこそ頭がアレだと言われてしまいかねない。
そんなわけで、予算がいくら立てられるかはサテオキ、それほどの家に住めないことは分かってます。
そう、これからの俺に必要なのは、たとえ「イマイチの家」であっても、創意工夫をこらして「満足のいく家」に変えられるようなスキルなのです。

ただ、個人的にはそんなに不安は抱いていません。
なんせ生まれ育ったのは、戦前生まれの親父がまだ中学生の頃に建てられた家ですからね。
現代の家は「耐震」だとか「断熱」なんかの基準が厳しくなっていて、そこをクリアしないと建てることができません。
しかし、わが生家の建った頃にはそんなシャラクサイものなんてなく、壁にも屋根にも断熱材なんてはいっていなかった。
だから、夏はレコードが歪むほど暑かったし、冬場は何をしたっても寒かったのです。

でも、逆に言えば、あの季節に容赦なく左右されまくる家で19年近く暮らせた自分なら、たいていの物件でも大丈夫なんじゃないか、とも思えます。
自分の体に、あの当時と同じくらいの頑丈さが残っていたら、たいていの家に移っても平気なんじゃないか、と。
心配があるとすれば、現在の暮らしに慣れてしまい、昔あった体力を失くしてしまうことですね。
今住んでいるマンションは、何にもしなくても外気温より数度暖かいイマドキの住まいですが、それを「当たり前」だと思っちゃいけません。
とにかく、早いとこ体を昔に戻さなきゃ!

422cover

『薔薇族』最新号(No.422)2017年1月21日発売!
お求めはこちらから

電子書籍版(PDF形式)422号も2017年1月21日発売!
お求めはこちらのサイトから

年間定期購読もよろしくお願いします
お申し込みはこちらから

毎週末「読者茶論」をオープン中
詳細情報はこちらから

都内の『薔薇族』委託店・新宿二丁目/新宿御苑すぐ前「模索舎」
MAPはこちら