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まだ用意できる予算が不明なので、獲らぬ狸のナントヤラもイイとこの話なんですが、暇があると移住予定地の不動産物件情報をチェックしてます。
そんなベラボーに用意できるわけではないので必然的に古い物件になるだろうとは思うんですが、一口に「古い」といっても年数はバラバラです。
築30年でも「築浅」と言う人もいるし、逆に「築20年の古民家」なんてフレーズを用いてる人もいる。

人間も半世紀以上生き続けると、20年が「ついこないだ」ぐらいに感じられたりします。
小学生の頃、マンガ『ど根性ガエル』のキャラクター・町田先生の名物セリフ「教師生活25年!」というのを聞くたびに「すっげージジイ」とか思ってましたが、よく考えたら23歳で教師になったら、まだ48歳くらいなんだよね。
その年代のTOKIOの城島リーダーがまだ「アイドル」のくくりで活動してるわけだし、キムタクだってもうぼちぼちアラフィフなんだから、今ではまだまだジジイではない。
そもそも俺は、今年でちょうど「社会人生活30年」なんだから、町田先生をとっくに追い越してるわけですわ。

高度成長期やその後のバブル期に大量供給された不動産は軒並み「築30年以上」で、これが全国的にかなりダボついているという。
空き家率は右肩上がりの一途をたどり、放置されて廃屋化した家が「地域の治安を乱す元凶のひとつ」として深刻な問題視されていたりします。
そうした現状の打開策として近年、若い世代を中心に盛り上がりを見せているのが「古民家のリノベーション」。
それは「不具合の出ている部分を修復する」従来型の「リフォーム」ではなく、「古い家を『素材』として活用し、様々な手を加えることで『新たな価値観』をのっける」というものです。

日本における不動産物件は「30~40年を目安にとしたスクラップ&ビルド」を繰り返しています。
だから「建てた時点から刻一刻と価値が目減りし、やがて上物は無価値になる」とされているわけです。
しかし海外では「住みながら手を加えることで、逆に値上がりする物件も珍しくない」ともいいます。
現在は静岡の富士山麓に住んで農業やカフェ経営もしている女優の工藤夕貴が、ハリウッドに舞台を移して活躍していた頃、リーズナブルな中古住宅を買って手を加えながら住んでいたら、帰国時に転売する際「元値の数倍で売れた」んだとか。
工藤さんはその時のことを「私、アメリカで女優やってたんじゃなくて、『土地転がし』をしてたんですよ」と笑い話にしてますが、「家」というものに対する日米の認識の温度差が出てますね~。

まぁ、日本の場合は高温多湿だし地震国でもあるので「中古住宅の価値をあまり低めるな!」と一概に責めることはできません。
とはいえ、あまり簡単に「壊すべ」という判断は下して欲しくはないなぁ~。
それは資源の浪費だし、いたずらにゴミを増やすことにしかならないし(だから森友学園とか豊洲新市場の件でも、安易に「更地にする」なんてことは言って欲しくないのです)。
そんなわけで、たぶん俺も「古い物件をリフォームなりリノベなりをして住む」ことになると思いますが、サテどんな家にあたりますことやら。

余談ですが、こないだ見かけた物件で「大正時代築」というのがありましたが、これはさすがに主観・客観どちらの目で見ても「古民家」という認識でいいよね?

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