東京脱出バナー

都落ち、という言葉があります。
辞書を引くと、
(1)都会で夢やぶれ、地方に戻ること。
(2)都を追われて地方に逃げて行くこと。
(3)大都会、特に東京から地方に転勤すること。
と言った具合に、まぁ見事にショボくれた解説のオンパレードでありまして、見ているだけでゲッソリしてしまいます。

日本人って、ここまで大都会(ほぼ東京)に固執・執着しまくってる国民でしたっけ?
いやいや、「都落ち」という発想はやっぱり一昔前のもので、ソコソコ世の中が見えてる人間ならばもうすでに「新しい意識」を持っているはず。
いま現在、果たして「大都会にいなければ手にできない物」というのはいくつくらいあるのか?
昭和期だったらいくらでもあって、だから俺は月イチくらいのペースで東京をウロウロしてたわけですが、いまは違うでしょ。
興味ある事柄の関連ワードをAmazonの検索窓にぶち込めば、あっという間にいくつかの関連商品が出てきます。
まぁ、関連ショップとかをウロウロするのも楽しいんですけどね、でもそれは「時おりのお出かけ遊び」程度で十分で、大都会に住まう必要はないでしょう。

ハッキリ言って「大都会にいなければ取り残される」というのは前世紀の発想です。
いまだにそれを口にするのは「認識が誤っている人」か、「大都会を離れることの怖さを克服できない人」でしょう。
すでに状況が変わっていることは分かってるんだけど、離れる度胸がないので、「大都会にいなければ取り残されちまわぁ!」と自己弁護的な悪態をついているわけです。
こういう人って、けっこういるよね?

大罪を犯して流刑にでもされるのじゃない限り、人がどこかに移動するのは単なる「転居」です。
「落ちる」も「上がる」もありません。
行きたいところがあれば行けばいいし、行く踏ん切りがつかないならばその場に居続ければよろしい。
そこに余計な意味づけをする必要なんかはないのです。
だから今後はもう「都落ち」なんて景気の悪い表現はなさいませんように。
たとえばサラリーマンの場合、都会じゃないところへの転勤辞令が下ることもあるでしょうが、その際も「あ~、都落ちだよ~」とか言うのはNGです。
それは「自分で自分に呪いをかける行為」でしかありませんので。
最近ホント多いのよ、こういう余計なコトしちゃう人。

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