東京脱出バナー

セクマイ関連のアレコレをやっていると、「前世紀の迷信」とでも呼ぶしかないようなものが未だ横行していて頭を抱えてしまいます。
それは猟奇的というか怪奇趣味というか、とにかく「一般的でない性指向=奇形的性愛」とされていた頃の偏向的定義づけ。
どのくらい現実と乖離しているかといえば、「女には、男のような能動的性欲はない。女のセックスは『男の求めに応じる』という形でのみ成立する」というのと同じレベルです。
一番困るのは、アナクロな迷信にセクマイ当事者自身が惑わされている、という点。
迷信にうたわれている超ネガティブなセクマイ像に翻弄されて「自分の宿命を呪う」みたいなケースが少なくないわけです。

しかし、現在は「イイ歳をして結婚しないヤツは性的欠陥者」みたいなことが常識化していた時代とは違います。
いまは昭和30~40年代ではなく、2010年代です。
この半世紀でセクソロジー(性科学)の研究も進み、「人間には八百万の性指向がある」ということが分かっています。
いまや、「何が多数派で、何が異端派か」なんて軽々には言えなくなっていて、もはや同性愛ごときは「ありふれたもの」になりかけているわけです。
もちろん、「俺は認めない」とか「気持ち悪い」「間違ってる」みたいなことを言うヤツはいつの時代にも一定数いるでしょうが、頭のよろしくない方々とは付き合わなければいいだけの話。
この世には腐るほど人間がいるわけですから、付き合うのを「語るに値する相手」だけに絞ったって、友人知人はオツリが来るくらい作れるでしょう。

俺が今後すべきことは、「前世紀の迷信」を払拭し、「21世紀の現実」を知らしめていくこと。
「もはやセクシュアリティごときで悩む必要はなくなった」ということを理解してもらい、一度きりの人生を有効に使ってもらう(悩まないでいいことで悩むのは最大の「人生の浪費」ですから)のが使命となっていくわけです。
「生活コストを削減し、金銭的な縛りから解放されることで『真に自分らしい人生』を手にする」ということを目的とした「脱・都会プロジェクト」も、そこで活きてきます。

ただ、前世紀の迷信というのは今もずっと垂れ流され続けていて、その一掃はかなりの至難の業です。
現時点では、覆すそばから新たな迷信が生み出される「権兵衛が種まきゃカラスがほじくる」的状況ですが、あきらめないで続けますワ。

ブック 1.indb

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