東京脱出バナー

読者好きの子どもならたいてい憧れるのが「著者近影」。
正確に言えば「著者近影の背景になっている書棚」です。
多くの場合、それは蔵書がギッチリ詰まった大きな書架で、まだ世間ってのをよく分かってない読書好きの子どもたちは「あああ・・・自分もあんな本棚を持ちたい・・・」とため息をついたりする。

けれども、それは悪魔の仕掛けた罠なのです。
ハッキリ言っときますけど、「蔵書がギッチリ詰まった大きな書架」を持つことなんてごくごく簡単なこと。
ちゅうか、本なんて考えナシで読書習慣を続ければ自然とたまっていくものなんで、気が付いたら山積みされた本たちの前で呆然とするおのれと出会えますわ。

再度言います。
「蔵書がギッチリ詰まった大きな書架」を持つことなんてごくごく簡単なこと。
そんなのバカでもできることなんです。
バカじゃできないのは「無駄に蔵書を増やさないこと」であり、「溜まってしまった蔵書の賢い処分」なんです。

賢い読書家は「1冊買ったら古本屋へ1冊売る」といいます。
お笑い界屈指の読書家であるカズレーザーは、読み終わったら知り合いに進呈するんだとか。
そうなんだよな、「読書家」と「蔵書家」は似ているようで違うんだよな。
読書家が蓄えるのは「記憶」だけであって、「物体」は溜めないんだよね。

それに気づいたのは著者近影に憧れだしてから40数年経ってからで、いささか遅きに失した気もしないでもないですけど、いやいや、いくつになってからでも自己改革は有効・有益なはず。
そう信じて、今日もせっせと腐れ縁の蔵書とにらめっこしてるわけです。

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