東京脱出バナー

老若男女がみんな知ってる、いわゆる「国民的ヒット作」って奴が消えてから、果たしてどのくらい経つのでしょうか。
流行歌にしろテレビドラマにしろ、昔はつねに何らかの国民的ヒット作ってのがありましたよね。

というか、もうすでに「国民的」という言葉自体が死語になってる気がします。
それについては「国民の嗜好がかつてないほど細分化された結果」という分析もありますが、別の見方をするなら「もはや昔のような意味での『日本人』がいなくなった」とも言えるかもしれませんね。
国籍上は確かに「みんな日本人」でも、その中身は「同国人」と言うのがはばかられるほど違う・・・みたいな感じ。

でもまぁ、それはある意味「仕方のないこと」なんでしょう。
「これが常識なんだから、そこから外れることはおかしい」といった物言いが基本的にできなくなったら、あとはもう十人十色、百人百色の「個別ライフスタイル」が世に放たれるのみ。
結果、現在のようになりましたとさ。

「これが常識なんだから、そこから外れることはおかしい」といった物言いが横行していた時代は確かにうざい。
ただ、「あまりにも平均値が見えない」みたいな状況も、それはそれでねぇ・・・。
戦前戦中みたく「従うことを国民の義務とするような価値観」があるのもどうかと思いますが、「オールフリー」って状況も不安をもたらしたりもしますから。

戦後デモクラシーの過渡期をまのあたりにしてきた世代としては、その帰結点が気になってきますね。
ま、でも世の中は「なるようになる」し、「なるようにしかならない」んだけれども。

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