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いじめられっ子に対して「逃げろ!」と言うのは当たり前ですけど、俺はあえてこう言いたいんです。
「いじめっ子も逃げろ!」と。
いじめっ子の場合は、いったい何から「逃げる」のか?
それは「自分を『いじめっ子』に変貌させるものから」です。

「他人は他人、自分は自分。自分をイラつかせるものは視界に入れない」
誰もがこう割り切れれば、そもそもイジメ行為なんてものは起きないはずなんです。
でも、「起きてしまっている」ということは「自分をイラつかせるものと関わりを持ってしまっている」ということですね。

俺は幸い、すでにオッサンなんで「自分をイラつかせるものを視界に入れない術」を身に付けてます。
だから、他人に無駄にイライラさせられたり、イライラさせる奴をいじめるようなこともしないでいられます。
でも、まだ人生経験が浅い子どもたちの場合、俺らほど老獪(ろうかい)にはいかないよね。
結果、いじめっ子に「なってしまう」のです。

これはあくまで「俺の子ども時代に限った話」ですが、俺の周囲で今のような「いじめ行為」というのは、したことも、されたことも、見たことも、聞いたことも、ありませんでした。
それは別に「俺らが崇高な魂を持っていたから」とかではなく、恐らくは「ストレスを持っていなかったから」だと思います。

俺のクラスに塾通いをしている奴なんてひとりもおらず、「学校にいる時間」は全てフリータイム。
スポーツに熱中する奴、読書に興ずる奴、ロクでもない遊びにふける奴(←俺)・・・とにかくみんな「自分のやりたいことができていた」から、イジメなんて陰湿で不毛な遊びをする必要がなかったわけです。

自信を持って言いますけど、「精神が未熟な子どもはストレスに弱い」のです。
にもかかわらず、今の子どもたちは塾通いだの習い事やらでフリータイムが少なく、睡眠時間を削られて、大人の俺でも耐えきれないようなストレスを与え続けられている。
こんな状態じゃアナタ、心がすさみ、歪むのも無理からぬことですよ。

だからこそ、「いじめっ子も逃げろ!」なんです。
過度のストレスを加え続け、自分を「いじめっ子」に仕立て上げるものが何かを知り、そこから逃げましょう。
逃げないと「いじめっ子度」が際限なくエスカレートし、とりかえしのつかない結果になりかねないので。

そして親御さんたち、お子さんのことはできる限り「放任」でいきましょう。
「自立心があって、他人にソコソコ優しくできる人間」にさえ育てあげられれば、親としての役目は十分果たせているんです。
その後のことはお子さん自身が考えていくことなんだから。

とりあえずは昭和の子どものように、毎日たっぷり遊ばせて、しっかり寝かせましょ。

ブック 1.indb

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