そーだそーだ文化

個人的に苦手なのが「他人の尻馬にのる」タイプの御仁である。良く云えば「機を見るに敏」なのだけれども、「決して孤立することのないよう、どの論調が多数派なのかをいつも気にしている」ような人と関わるのは昔から不得意なのだ。たとえ自分と意見を異にしていたとしても、僕は「孤立を恐れず自分の考えを貫く」タイプとだけ付き合っていたいのである。

他人の尻馬にのる風潮のことを、僕は「そーだそーだ文化」と呼んでいる。ブログやSNSの炎上を招いているのはまさにソレなのだが、強い口調で主張する人間のうしろにくっついて「そーだそーだ」と云うだけの方々はじつは昔からいて、ネット時代になって急速に増えたものでは決してないのである。

誰もがちょっとしたことでイジメのターゲットにされかねない昨今は、「多数派からハズれる=生存権が脅かされる」という状況であるという。だから、「そーだそーだ文化」は「生きるための方便」であるとも云えるのだけれども、それがあまりに浸透しすぎるのはやっぱり不安である。

少なくとも「政治家」を自称する人々は、絶対それにのっかってしまってはイカンだろう。次の当選のことしか頭の中にないセンセー方(政治家ではなく政治業者)は、つねに無難な立ち位置に陣取りながら「そーだそーだ」を繰り返しながら任期を乗り切ろうとするが、そうは問屋が卸さない状況をわれわれ有権者は作っていかなければイケマセン。

「そーだそーだ文化」から脱却するためには、コレは違うと思った事柄にたいして「そーじゃない」と率直に云える土壌を作ることである。その輪がジワジワとでも広がっていけば、きっと世の中の息苦しさも軽減できると思うのであるがなァ・・・。

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