大事なことは独りで決める

ある人がSNSに「日本人は基本的に親切」というようなことを書いていたのだが、「個人だと他者に不親切にすることが苦手」といったほうがより正確なのではないかとフト思った。逆に云えば「集団になると他者に親切にしづらくなる」ということである。分かりやすい例で云うと、「集団暴行におよんで逮捕された人間が、マンツーマンで話してみると驚くほど穏やかで善人ぽい」みたいな感じ。

これは僕自身も決して例外でないので要注意なのだが、大勢でいるとついつい気が大きくなってしまう傾向が日本人にはある気がする。「日本人には」と書いたのは、気質をウンヌンできるほど詳細な外国人のデータを持っていないからであり、ひょっとしたらそれは「人間全般」に云えることなのかも知れないが。いずれにしても、「大勢でツルむことに全能感をおぼえる」ようなタイプの人間は、なりたけ大勢でツルまないほうが無難だろうネ。

どれだけ友人が多い人であったとしても、物事を考える(何かの判断をする)作業というのは単独で行わなければいけない。そして、その結論がたとえ周囲と違ったものであったとしても曲げてしまってはダメなのだ。「遊ぶ」ときには大勢いたほうが楽しいかもしれないが、「決める」ときには独りになろう。誰もが「孤高」という概念を理解できさえすれば、「寄ってたかって誰かを傷めつける」ような見苦しいマネなんかは無くなるだろうにネ。

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