自分を偽らないでいいテレビならば出ます。

テレビというのは「そこに出ることじたいが仕事である人」か、「そこで宣伝したい何かがある人」以外は出る必要がない(というか、出ないほうがいい)モノであると、個人的に思っている。

昭和のテレビっ子世代なんで、テレビという箱(いや、それはブラウン管時代の発想で、液晶画面となった現代では「板」のほうが的確か?)じたいは大好きなんだけれども、そこに顔をさらすことのメリットとデメリットを天秤にかけると、やっぱり後者のほうが重たく感じられるんだよネ~。

『薔薇族』編集長なんてのをやっていると、時おり同性愛関連の番組を作っているテレビ制作者から連絡が来たりするんだけど、それは「僕の見解を聞きたい」のではなくて「自分たちの打ち出したいことを僕に代弁させる」ことが目的な場合がホトンドなのだ。要するに「ソレナリの信ぴょう性があるっぽい肩書のヤツに云わせることでアリバイ作りをしたい」のである。

僕も通俗モノカキなので「自分のキャラを誇張する」ことはフツーにやっているが、しかし「自分にないキャラを打ち出す」ようなことは絶対にしない。それは必ずいつか自分の首を絞めるものであるし、自分のしていることの整合性を失わせる愚行であると思うのだ。

だから、たとえ『薔薇族』の宣伝をさせてやるとオイシイことを云われても、自分が「・・・はァ~?」と云いたくなるような姿勢を持った番組とは決して与しないことにしているし、たとえ相手を落胆させることになろうとも「ホントのトコ」しか云わないようにしているのだ(昨秋ちょろっと会ったヒドイ番組については『薔薇族』に書きました)。

そういったワケで、基本的にテレビには懐疑的な姿勢を保ってきたのであるが、どうやら自分のポリシーを崩さなくても良さそうな番組から「コメント取材をさせてください」とのオファーがあったので、それならいいかナ、と出てみることにしてみた。

昨日(20日)の夕方にコルネ君ともども先方までおもむいて撮影してきたんだけど、ディレクターさんがなかなか気概があって面白い人だったんで、どのような仕上がりになるのか個人的にも楽しみ楽しみ。放送が近づいたらまた告知するんで、皆さまも楽しみにしといてくださいませ。

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